Tadaochan’s blog

日々の生活で感じたこと、伝えたいことを書き綴ります。

ベトナムでのロックダウン生活②

ハノイは8月6日に7月24日朝6時から8月8日朝6時までのまでの市内全域のロックダウンを8月22日の朝6時までに15日間延長することを決定した。

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当初は東京オリンピック開催とほぼ同時にハノイのロックダウンが開始され、オリンピックの閉会と共に解除される予定であり、『ロックダウン中はオリンピック三昧だ!』と決め込んでいたが、そんなに世の中甘いものではなかった。

 

これからの追加の15日間はどのように自宅で過ごそうか…

 

第4波(4月27日以降)のハノイの市中感染者が昨日(8月8日)の時点で2,001人の状況である。

因みにホーチミンは121,804人であり、

東京都が113,687人(8月8日時点で累計感染者数が249,285人であり、4月26日までの累計感染者数が135,598人)である。

 

感染者数だけだと、感染の蔓延がどの程度まで広がってしまっているのかが、イメージ湧きにくいので、人口に対する感染者数の割合を計算してみると、

ハノイの感染者数割合は0.02%(2019年4月時点の人口が約805万人)、

ホーチミンの感染者数割合が1.35%(2019年4月時点での人口が約899万人)、

東京都は0.81%(2020年1月時点での人口が約1,395万人)。

 

このように割合数を出してみると、ホーチミンの人口に対する感染者数の割合が非常に高いことが分かる。

感染者数の割合だけで、社会的隔離をするしないの判断をすべきでないことは承知しているが、昨日までオリンピックが開催されていた東京よりも感染者数も人口に対する感染の割合も低いハノイがロックダウンの延長が決定したことを考えるとベトナムの対策は非常に前倒しの対策かつ厳しい取り組みをしていることを感じる。

 

少し気になるので、各都市の直近1週間(8月1日から8月8日)の新たな市中感染者数の推移を確認してみると、

ハノイ

81人(8/1)→113人(8/2)→97人(8/3)→24人(8/4)→69人(8/5)→116人(8/6)→10人(8/7)→114人(8/8)

 

ホーチミン

4,052人(8/1)→2,267人(8/2)→2,173人(8/3)→935人(8/4)→1,537人(8/5)→4,060人(8/6)→3,930人(8/7)→3,898人(8/8)

東京都が

3,058人(8/1)→2,195人(8/2)→3,709人(8/3)→4,166人(8/4)→5,042人(8/5)→4,515人(8/6)→4,566人(8/7)→4,066人(8/8)

 

まだまだコロナが収まる気配はなさそうである…

 

ベトナムで生活をしていて、コロナ対策の厳しさを感じるのは、ルールと同時に罰金も創設されることだ。また、それを市民もごく当たり前のことと容認する土壌がある気がする。

 

日本で不要不急の外出に罰金をするとなったら、結構な大騒ぎになりそうな気もするが、してみたら、してみたで、みんな納得するのかもしれない。

 

ベトナムではロックダウン中に不要不急の外出をすれば、最大300万ベトナムドン(日本円でおよそ14,400円)の罰金となる。風の便りでは、すでに不要不急の外出で罰金を払った日本人がいるらしいですが…

不要不急であるかどうかの判断が難しい気がするが、警察が不要不急と判断し、状況を正確に説明して、警察を説得出来なければ、罰金なのだろうか。

どんな対応をしなければならないのか、非常に気になるが、自ら罰金される行為をしに行くことは私には怖くて出来ない…

 

その他にも今回のコロナに関する罰金の一例をあげると、公共の場でマスクをしなければ、最大100万ベトナムドン(日本円で約4,800円)。マスクを歩道や路上に捨てたら最大200万円ベトナムドン(日本円で約9,600円)。

この罰金は明確に他人に迷惑をかけているし、罰金の行為も明確に判断出来るので、個人的にはあった方がいいと思う。

 

ベトナム人の友人に聞くと、やはり罰金は非常に怖いようで、『外出をしたくない』と言っている。

 

ちょっと買い物をしに行って、買い物代よりも高い罰金を払うのはベトナム人に限らず、私もいやだ。