ベトナムのスーパー事情
衣食住。
いつの時代でも、どこにいても、この3つは人間が生きていく上で必要不可欠。
今回は、その中でも、「食」、特に食材が買えるベトナムのスーパー事情をお話ししたいと思います。
ベトナム人はスーパーよりも伝統的なで市場で食材を買う割合が非常に高いです。
と言うのも、ベトナム全土にある58の省と5つの中央直轄市すべてにスーパーやコンビニエンスストアがある訳では無く、外資のスーパーのそのほとんどはホーチミンとハノイに集中しているからです。
1980年から1990年の日本にまだ存在していたお肉屋さん、八百屋さんや豆腐屋さんが店を連ねる商店街や市場がベトナムにはまだあります!
外国人が市場で食材や品物を購入するのは、言葉の壁や「ぼったくりに遭うのではないか」と言う不安や衛生面等の問題があり、ごく少数だと思います。
当然、私も同様の不安があり…
食料を購入する時は外資系の大型スーパーとなってしまいます…
外資系と言うこともあり、接客や品質等もそれなりのレベルを維持していると思いますが、それでもベトナムです。
結構な衝撃を受けます。
とんでも無く痩せ細ったにんじんが売られています!
ちなみに、にんじんの隣の野菜はベトナム語で「quả susu」と言い、日本語では「ハヤトウリ」と言うそうです。
痩せ細っただけで無く、人によっては 凹みも気になるのではないでしょうか?(やっぱり私は気になります…)
ベトナムでは、野菜は基本的にKgあたりで測り売りで販売されてます。
なので、自分が食べたいにんじんをこの中から選んであげて、食べたいだけ買えばいいのです。
このにんじんを見て、日本の品質基準の高さを改めて感じてしまいます。こんなにんじんを日本のスーパーで見ることはほぼ皆無です。誰も日本のスーパーで見たことがある人はいないのではないでしょうか。
でも、植物(野菜)であれば、このように育つにんじんも普通でしょうし、日本にも存在しているでしょう。
野菜も個性を出したら、破棄されてします国、日本。
こんな姿のにんじんももしかしたら、美味しいかもしれないです。
また、それと同時にこんな状況から美味しいにんじんを見つけて買わなければならないベトナム人の野菜を見る力や知識は、日本人より高いのだろうと思います。