ベトナムのトイレットペーパーホルダーについて熱く語る!
ベトナムで生活をしていると、日本人の気遣いのレベルの高さを感じることが多いです。
私が日本に住んで、サラリーマンをしていた時は、『上司が次にどんな行動をするのか』、『どのように自分が行動したら喜ぶのか』を常にアンテナを張って、上司の表情や周りの状況を確認しては、判断しておりました。
今では、過去の良い思い出です。笑
今は、アンテナを張って、状況を注視するなんていうこともほとんど無くなってしまいました。
今日、お話したいのは、タイトルの通り、日本人のものづくりに対する『こだわり』、『気遣い』をお話したいと思います。
先ずは下の写真を見てもらいたい。
何の事前説明もなければ、ベトナムにある何の変哲もないトイレの便器とトイレットペーパーホルダーである。
しかし!
想像して欲しい。このトイレに座った状況を。
そうです!
この位置にトイレットペーパーホルダーがあると、体をなじりながら、トイレットペーパーを利用しなければならない。
その為、非常に使いずらい。(実際に利用したので、間違いないです!)
この位置では、ただ単にトイレットペーパーホルダーをトイレの個室に設置しただけである。
これでは、使う人への『気遣い』が全くないのである。
また、仕事の『こだわり』も感じられない。
プロフェッショナルな仕事をするのであれば、常にお客様の視点にたって、最高の仕事を考え続けるべきだろう。
(自分の仕事は棚に上げした発言で、非常に恐縮だが…笑)
そう考えると、トイレットペーパーホルダーを個室の右側に設定すべきなのか、(世界の人口の9割は利き手が右であると言うデータに基づき)
個室の前面に設置すべきなのか、(利き手に関わらず、取りやすいと言う考えに基づき)
その高さはトイレに座った時の手の高さと同じかなどを考えるべきなのだろう。
そんなことを考えながら、一般的な家庭の日本のトイレを確認してみよう。
しっかりと座った際の右側に設置されており、その高さも座った時の手の高さと同じぐらいの高さにあるように見受けられる。
他の日本のトイレを確認してみても、やはり右壁か左壁にトイレットペーパーホルダーが設置されていることがほとんどである。
また、ベトナムはなぜかトイレの後方に設置している個室が非常に多い。
なぜなのか調べてみても、残念なことによく分からない。
ただ一つ言えることは、ベトナムには、まだまだ水洗式トイレでない場所やトイレ自体が個室にすらなっていない場所も数多くある。
そんなことが分かってくると、ベトナムではそこそこ綺麗な水洗式トイレにたどり着けただけでも感謝しなければならないと思う。