Tadaochan’s blog

日々の生活で感じたこと、伝えたいことを書き綴ります。

ベトナムでのロックダウン生活③

ベトナムハノイホーチミン共にロックダウンの状況が続いております。

 

不要不急の外出が制限されていることもあり、食料の調達をどうしようかと毎日悩んでいる日々を過ごしています。

 

基本的には、下記のいずれかのパターンを選択して上で買い物をすることになる。

 

①スーパーに直接行く。

タイ系のスーパー『ビックC』や韓国系の『ロッテマート』やベトナム系の『ビンマート』(いまはウィンマートにブランド名は変更済みだが、看板はVinmartのまま店舗がほとんど。ベトナム人も未だにビンマートと言っている人が大半)と日系のスーパーもあり、選択の幅は広い。ただ、コロナ感染者が商品を配送し、2021年8月2日より営業の一時停止をしている店舗もある。

私も知らずにロッテマートを訪問したら、封鎖中であった…

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封鎖されていたロッテマート…

『Khu Vực Cách Ly』は隔離エリアと言う意味。『Khu Vực』はエリアで、『 Cách Ly』は隔離と言う日本語の意味。

 

加えて、あまりにも自宅から離れてしまい、道中の警察に不要不急の外出と認定されたら、買い物代よりも高い罰金刑が待っているリスクがある。

買い物が出来れば、自分の目で新鮮な野菜、肉や魚を買うことが出来る。

 

外資系スーパーのオンラインショッピングを利用する。

私は利用したことが無いが、ベトナム人の友人から『イオン』や『ビックC』のオンラインショッピングをお勧めをしてもらった。

ただ、『イオン』さんのサイトをみたが、ベトナム語の表記なので、翻訳機能を利用するか、ベトナムの友人を頼って注文するしかないかもしれない。

私はまだ利用をしたことが無い。

 

③コンビニを利用する。

ハノイは『サークルK』が至るところにある。食材と言われるレベルのものは無いが、その日に食べる分は確保できる。品物も毎日入荷されており、欠品が続くことも私が通っている中では感じない。

しかし、日本のようにお弁当やお惣菜は充実しておらず、選択の余地はない。

お弁当ならカレーの一択である。

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ベトナムのコンビニで購入できるカレーライス

これで値段が39,000VND(日本円で約190円)と格安。量は多くは無いが、味は悪くはない。いや、美味しい部類に入ると思う。

健康を考えて、少しでも野菜を取ろうと思っても、日本のようなサラダは全く売っていない。

その場合は、果物で代用するしかない。

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青いマンゴー

これで20,000VND(日本円で約100円)。酸っぱい部分も、甘い部分も混在しており、私は好きである。

 

④地元の市場に行く。

こちらも新鮮は野菜、肉や魚が確保出来る。

ただ、買い物券が必要であり、その買い物を利用する際は、大家さんに確認して買い物券を入手する必要がある。

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市場へ行く際の必須アイテム(買い物券)

買い物券があれば、恐らく、道中で警察に呼び止められても水戸黄門の印籠のごとく、相手を黙らせることが出来るのではないか。(経験したことがないので予想であるが…)

 

買い物券ってなんだかゲームの世界のようなアイテムであるが、実際にここベトナムでは使われている。

ハノイのロックダウン解除

ベトナムホーチミンハノイもロックダウンである。

こんなにロックダウンをしてて、私なんかが『ベトナム経済は大丈夫だろうか。』とか、『みんなの生活は大丈夫だろうか。』と心配しております。

私は、ハノイでのロックダウン生活は3週間目に突入し、だんだんと外出したい気持ちが皆さんと同じように高まっています!!

今度のロックダウン解除期限である8月23日(月)に解除されるのか、解除されるにはどの程度コロナが収束しなければならないのか勝手に妄想をしてみました。

 

①まずは、ハノイのロックダウンの解除条件って『どんな条件なんだろう?』とここから想像をしてみます。

 

ハノイは去る7月24日(土)から社会的隔離となった…

その発表が7月23日(金)にハノイ市がしていることを考えると、その前から、状況が悪化し、社会的隔離をしなければならないと判断したと想像出来る。

 

7月24日より、7月まで遡って、ハノイでの感染者数を見ると、発表の7月23日が70人今までの感染者数の1.5倍であることから、先手の対策をしたことが分かる。

7月18日から7月21日は40数名の感染者数を出しているが、ロックダウンの発表はなかった。(もしかしたら、発表に向けた手続きや調整をしていた可能性もある)

 

そう言った可能性を考えると、7月17日の感染者数15人であれば、何らかの対策は必要であると思われるが、ロックダウンまでは必要ないとハノイ市も考えていると思われる。7月18日に42人まで増え、感染防止策の強化を図ったが、50人以下ならば、もしかしたら、ロックダウンは必要ないと考えているのかもしれない。

 

          2021年7月1日から24日までのハノイの感染者数の推移

日付
ハノイの感染者数 イベント
2021/7/1 0  
2021/7/2 0  
2021/7/3 0  
2021/7/4 0  
2021/7/5 0  
2021/7/6 12  
2021/7/7 3  
2021/7/8 5 ハノイ、屋外スポーツの一時休止
2021/7/9 2  
2021/7/10 7  
2021/7/11 7  
2021/7/12 29 ハノイレストラン、カフェ、床屋の一時中止
2021/7/13 8 ハノイ他省との検問設置
2021/7/14 5  
2021/7/15 18  
2021/7/16 6  
2021/7/17 15  
2021/7/18 42 ハノイ感染防止策の強化
2021/7/19 44  
2021/7/20 46  
2021/7/21 42  
2021/7/22 50  
2021/7/23 70 ハノイロックダウン発表
2021/7/24 9 ハノイロックダウン開始

 

②次に感染者数が50人以下、15人程度まで減少はするのはいつかを考えてみたいと思う。

ただ、8月からの感染者数の推移を見てみると、

かなり乱高下している…

 

          2021年8月以降のハノイの感染者数の推移

日付
ハノイの感染者数 イベント
2021/8/1 81  
2021/8/2 159  
2021/8/3 98  
2021/8/4 24  
2021/8/5 69  
2021/8/6 116 ハノイロックダウンの15日間延長
2021/8/7 10  
2021/8/8 114  
2021/8/9 78  
2021/8/10 61 ホーチミンは9月15日まで、ハノイは8月25日までにコロナの流行を抑えるように政府が目標を設定。

 

判断しずらいので、1週間の平均値を隣に記載して判断することとする。

 

2021年8月以降のハノイの感染者数とその1週間平均

日付 ハノイの感染者数 1週間平均(ハノイ
2021/8/1 81 73
2021/8/2 159 84
2021/8/3 98 94
2021/8/4 24 87
2021/8/5 69 89
2021/8/6 116 85
2021/8/7 10 80
2021/8/8 114 84
2021/8/9 78 73
2021/8/10 61 67

 

1週間平均でみると、昨日現在でも、67から94人の感染者がいることが分かる。

この数値が50人以下、そして、15人程度まで下がれば、恐らく8月23日にロックダウンの解除がなされると思う。

 

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1週間平均の感染者数を見ると、8月3日がピークの94人となった(前日の8月2日にハノイの感染者数159人となったことが大きな要因)が、その後は80人台、70人台、そして昨日8月10日には60人台まで下がっている。

 

③8月3日から1週間の8月10日の間で17人減少していることを踏まえると、来週の8月17日には同じペースで感染者数が減少すれば、1週間平均の感染者数は50人となり、ロックダウンの解除条件が50人以下であれば、解除されると妄想する。

 

尚、政府はハノイに関しては、8月25日までにはコロナを抑えるように目標を設定していることから、政府としても、8月23日には解除をしようと言う意思は感じられる。

 

今後、感染が収束するのか、広まってしまうのかは誰にも分からないが、

心から『一刻も早く収束して欲しい』と願うばかりである。

 

ベトナムの戸建て

今回は、ベトナムの衣食住の内、『住』について話したいと思います。

 

日本で街を歩いて、建築中の建物を見ると、一から土台を作っている新築の建物の建設をよく見かけたが、ベトナムで街を歩いて、建築中の建物を見ると、リフォームをしている建物が多い気がする。

 

日本でいう『新築そっくりさん』だと思う。

 

確かにベトナムは日本よりも狭小の道路に建物が建っている…

重機を入れるのも難しく、いや、正確には車も入るのが難しい状況である。

 

ベトナムでは大通りから1本小道に入ると細い道路が多い。日本の感覚だとセットバックが必ず必要となる。

 

ただ…

 

一度、入ったら迷路のように抜け出せず、抜けれない道路が多い。

 

小道に入ったら、どんなに嫌でもUターンをして、来た道を戻るのがいい。

 

でも、地図を見ないで進みたくなっていまう衝動に駆られるし、感覚だけで通りを抜けることが出来たら、ちょっとした達成感が味わえる。(それが最大の魅力である)笑

 

今回、一番に伝えたいのは、いかに日本人は建物を建築する時に細部まで気を使っているかを伝えたい。日本人の細かさや丁寧さは間違いなく、世界最高水準レベルにあることをベトナムの建築が教えてくれる。

 

ベトナムで新築の戸建てを内覧する機会があった。

ので、気になる箇所を撮影し、抜粋してご案内したい。

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照明(少し天井との間にすき間があるような…)

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階段(壁との間にすき間があるような…)

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壁との間にすき間があるような…

もう一度、言います『新築物件』です。

また、すき間があるようなと言っていますが…

断言します!『すき間があります!』

 

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なぜか引っかき傷が…

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天井(はがれてきてないか?)

ベトナムは建築中は、建築現場のお兄さんたちが平気でその建物に寝泊まりする。

寝泊まりするから、トイレも使うし、洗面台から台所も使う。

もはや新築でない気もするのだが…

流石に建物内にゴミの放置はなかったが、屋上に上がらせてもらったら…

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屋上の忘れもの?建設途中?

念のため、確認したが、この建物は完成しており、職人さんが来る予定はないとのこと。

 

このような状態であるので、戸建て購入者は皆、儀式のようにまず室内の大掃除をして、室内を完全にきれいにしてから、利用する。

 

『何のために新築を買ったのだろう?』って私は思ってしまった。

 

日本では、新築の家に住むこともトイレを利用することも許されないだろうし、もし仮に汚してしまったら、きれいに掃除して、使った痕跡を残さないようにするだろう。(掃除されても嫌だが…)

 

汚れている部分や不良があれば、直してくれらしいが、その補修も雑であったり、そもそも日本の新築のイメージで物件を細部まで点検すると…

『もう一度、一から作り直して下さい!』って気持ちになる。

 

もし、ベトナムで戸建てを購入する機会があるならば、しっかりと細部までチェックした上で購入を決めた方が良さそうだ。そして、家よりもまず先に掃除道具を買わなければならない。

 

ベトナムの友人に聞けば、それがベトナムでは普通のようである。『それが嫌ならベトナムで戸建てを買わない方がいい』と。

マンションの方がしっかりしているようであるが…

 

日本人が気にし過ぎなのか。私だけが気になり過ぎなのか。

ベトナムでのロックダウン生活②

ハノイは8月6日に7月24日朝6時から8月8日朝6時までのまでの市内全域のロックダウンを8月22日の朝6時までに15日間延長することを決定した。

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当初は東京オリンピック開催とほぼ同時にハノイのロックダウンが開始され、オリンピックの閉会と共に解除される予定であり、『ロックダウン中はオリンピック三昧だ!』と決め込んでいたが、そんなに世の中甘いものではなかった。

 

これからの追加の15日間はどのように自宅で過ごそうか…

 

第4波(4月27日以降)のハノイの市中感染者が昨日(8月8日)の時点で2,001人の状況である。

因みにホーチミンは121,804人であり、

東京都が113,687人(8月8日時点で累計感染者数が249,285人であり、4月26日までの累計感染者数が135,598人)である。

 

感染者数だけだと、感染の蔓延がどの程度まで広がってしまっているのかが、イメージ湧きにくいので、人口に対する感染者数の割合を計算してみると、

ハノイの感染者数割合は0.02%(2019年4月時点の人口が約805万人)、

ホーチミンの感染者数割合が1.35%(2019年4月時点での人口が約899万人)、

東京都は0.81%(2020年1月時点での人口が約1,395万人)。

 

このように割合数を出してみると、ホーチミンの人口に対する感染者数の割合が非常に高いことが分かる。

感染者数の割合だけで、社会的隔離をするしないの判断をすべきでないことは承知しているが、昨日までオリンピックが開催されていた東京よりも感染者数も人口に対する感染の割合も低いハノイがロックダウンの延長が決定したことを考えるとベトナムの対策は非常に前倒しの対策かつ厳しい取り組みをしていることを感じる。

 

少し気になるので、各都市の直近1週間(8月1日から8月8日)の新たな市中感染者数の推移を確認してみると、

ハノイ

81人(8/1)→113人(8/2)→97人(8/3)→24人(8/4)→69人(8/5)→116人(8/6)→10人(8/7)→114人(8/8)

 

ホーチミン

4,052人(8/1)→2,267人(8/2)→2,173人(8/3)→935人(8/4)→1,537人(8/5)→4,060人(8/6)→3,930人(8/7)→3,898人(8/8)

東京都が

3,058人(8/1)→2,195人(8/2)→3,709人(8/3)→4,166人(8/4)→5,042人(8/5)→4,515人(8/6)→4,566人(8/7)→4,066人(8/8)

 

まだまだコロナが収まる気配はなさそうである…

 

ベトナムで生活をしていて、コロナ対策の厳しさを感じるのは、ルールと同時に罰金も創設されることだ。また、それを市民もごく当たり前のことと容認する土壌がある気がする。

 

日本で不要不急の外出に罰金をするとなったら、結構な大騒ぎになりそうな気もするが、してみたら、してみたで、みんな納得するのかもしれない。

 

ベトナムではロックダウン中に不要不急の外出をすれば、最大300万ベトナムドン(日本円でおよそ14,400円)の罰金となる。風の便りでは、すでに不要不急の外出で罰金を払った日本人がいるらしいですが…

不要不急であるかどうかの判断が難しい気がするが、警察が不要不急と判断し、状況を正確に説明して、警察を説得出来なければ、罰金なのだろうか。

どんな対応をしなければならないのか、非常に気になるが、自ら罰金される行為をしに行くことは私には怖くて出来ない…

 

その他にも今回のコロナに関する罰金の一例をあげると、公共の場でマスクをしなければ、最大100万ベトナムドン(日本円で約4,800円)。マスクを歩道や路上に捨てたら最大200万円ベトナムドン(日本円で約9,600円)。

この罰金は明確に他人に迷惑をかけているし、罰金の行為も明確に判断出来るので、個人的にはあった方がいいと思う。

 

ベトナム人の友人に聞くと、やはり罰金は非常に怖いようで、『外出をしたくない』と言っている。

 

ちょっと買い物をしに行って、買い物代よりも高い罰金を払うのはベトナム人に限らず、私もいやだ。

ベトナムのスーパー事情

衣食住。

いつの時代でも、どこにいても、この3つは人間が生きていく上で必要不可欠。

今回は、その中でも、「食」、特に食材が買えるベトナムのスーパー事情をお話ししたいと思います。

 

ベトナム人はスーパーよりも伝統的なで市場で食材を買う割合が非常に高いです。

と言うのも、ベトナム全土にある58の省と5つの中央直轄市すべてにスーパーやコンビニエンスストアがある訳では無く、外資のスーパーのそのほとんどはホーチミンハノイに集中しているからです。

 

1980年から1990年の日本にまだ存在していたお肉屋さん、八百屋さんや豆腐屋さんが店を連ねる商店街や市場がベトナムにはまだあります!

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ベトナムの伝統的な市場(昼休み中)

外国人が市場で食材や品物を購入するのは、言葉の壁や「ぼったくりに遭うのではないか」と言う不安や衛生面等の問題があり、ごく少数だと思います。

 

当然、私も同様の不安があり…

食料を購入する時は外資系の大型スーパーとなってしまいます…

 

外資系と言うこともあり、接客や品質等もそれなりのレベルを維持していると思いますが、それでもベトナムです。

結構な衝撃を受けます。

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個性豊かなにんじんとハヤトウリ

とんでも無く痩せ細ったにんじんが売られています!

ちなみに、にんじんの隣の野菜はベトナム語で「quả susu」と言い、日本語では「ハヤトウリ」と言うそうです。

 

痩せ細っただけで無く、人によっては 凹みも気になるのではないでしょうか?(やっぱり私は気になります…)

 

ベトナムでは、野菜は基本的にKgあたりで測り売りで販売されてます。

なので、自分が食べたいにんじんをこの中から選んであげて、食べたいだけ買えばいいのです。

 

このにんじんを見て、日本の品質基準の高さを改めて感じてしまいます。こんなにんじんを日本のスーパーで見ることはほぼ皆無です。誰も日本のスーパーで見たことがある人はいないのではないでしょうか。

 

でも、植物(野菜)であれば、このように育つにんじんも普通でしょうし、日本にも存在しているでしょう。

野菜も個性を出したら、破棄されてします国、日本。

こんな姿のにんじんももしかしたら、美味しいかもしれないです。

 

また、それと同時にこんな状況から美味しいにんじんを見つけて買わなければならないベトナム人の野菜を見る力や知識は、日本人より高いのだろうと思います。

ベトナムでの不思議①

ベトナムに住み始めて、時間が経ち、落ち着き始めると、日本人の感覚では不思議なことを多く発見します。

日本に住んでいた時は全く感じなかったですが、日本に住んでいる外国人も同じように極々当たり前のことを違和感を持って生活しているんだなと改めて感じました。

 

今回は、私が最近どうしても気になるベトナムの不思議を一つ紹介したいと思います。

 

『皆さんはベトナムと言うとどんなイメージを持たれているでしょうか。』

 

人それぞれだと思いますが、『暑い!』『東南アジア』『ベトナム戦争』などでしょうか。

 

私が住んでいるのはベトナムの中でも北に位置するハノイですが、確かに非常に暑いです!ハノイより南に位置するホーチミンの方がもっと暑いですが、充分にハノイも暑いです。

知人にどのぐらいベトナムが暑いのか聞かれることがありますが、この暑さを説明するのがなかなか難しく、どうしたら的確なイメージを持ってもらえるか考えました。そんな時に私なりに発見したのが、ハノイの緯度は日本のどこに位置するのだろうと考えて、確認した結果、沖縄の石垣島と同じような位置にあることがわかりました。

 

それからは、ハノイの暑さを表現する時には、私は『ハノイは沖縄の石垣島と緯度が近いから、同じようなイメージだと思うよ』と話すと、多くの人がイメージし易く感じてくれているのだと私は思ってます。笑

 

ハノイホーチミンと比べると四季があると言われ、11月頃からだんだんと寒くなり始めます。そんな時期にTシャツに短パンのラフな状態で一日を過ごしていると、夜には寒さで震えてしまうこともあります。(そんな時はクローゼットから長袖のスウェットを出して、着れば全く問題無いです)

 

ここ、ハノイでもそのように季節の変化を感じることが出来ますが、やっぱり日本での生活のように、春の季節に桜を観て、夏に海に入り、秋には紅葉を観て、冬の時期には雪が降る日を過ごすようなとてつもなく幸せな四季を感じるられるわけではありません。四季の変化って地球も生きていることを感じさせてくれてとっても素敵だなと思います。

 

話がかなり逸れてしまいしたが、ベトナムはいつでも新年気分です。というのも、新年から半年以上の月日が経っている8月でもまだ新年の看板が掲げられています。

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今日は8月にも関わらず、掲げられたままの新年の看板



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何年か掲げられたままであろう新年の看板



いや、よくよく見ると、半年程度放置されているようなレベルでなく、もしかしたら、3年いや、5年は24時間、365日掲げられているのではないでしょうか。

 

因みに看板に記載されている『Chúc Mừng Năm Mới』と言うベトナム語は、日本語で『新年あけましておめでとう』です。『Chúc Mừng』と言うベトナム語が日本語で『おめでとう』となり、『Năm Mới』が『新年』と言う意味になるそうです。

 

なぜお正月の時期は過ぎたのに…

まだあるんだろう…

 

日本では、お正月を過ぎれば、門松だって、鏡餅だって片付けるし、ひな人形だって、鯉のぼりだってその日が過ぎたら、片付けるのに。

 

インターネットでどんなに検索しても、手がかりは見つけられず…

知り合いのベトナム人に聞くと、『片付けるのが面倒だから。』とか『片付けるのを忘れてしまったから』と本当なのか、冗談なのか分からない回答しか得られません。

 

謎は深まるばかり…

 

物を出したら、片付けるって言う意識が日本人は特に気にしすぎるのかな?

日本は一年に何回もイベントがあるので、次から次へと準備しないといけないから、直ぐに片付けるのかな?

 

この謎を解き明かした人がいらっしゃいましたら、是非とも教えて下さい。

 

ベトナムのバイク事情

ベトナムに来て、誰もが一番最初に感じることは『バイクが多い!』

だと思います。

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朝6時の交通事情

今でもはっきりと記憶に残っておりますが、ベトナムに来て、初めて会社に出勤する時に、会社近くの大通りのあまりのバイクの多さで、道路を横断することがをなかなか出来ず、道路の片隅で数分立ち尽くし、茫然としました。その時はどのようにこの道路を渡るのかなと、周りを見渡し、渡っている人と同じタイミングで見様見真似で道路を突き進む積極的な強いハートでなんとか渡り切りました。

 

ベトナムに長らく住んでいる日本人に道路を横断するコツのようなものを伺うと、『しっかりとタイミングを見計らって、どんどん突き進むことだよ。そうすれば、バイクや車が避けていくから。ただ、バスには注意をした方がいいよ。バスの運転手は避けてくれないから。』

と言われました。

 

確かにどんどん突き進むとバイクを運転している運転手がぶつからないように私を避けてくれます。日本人の譲り合いの精神は異国の地で通用せず、自己主張が必要なことを早速感じました。

 

その後、ベトナム人の友人にも道路の横断方法を聞くと同じようなことを説明してくれたので、ベトナムでは横断方法は猪突猛進がスタンダードなのだと思います。

 

ところで、ベトナムに住みますと、日本のように鉄道や地下鉄網が発達しておらず、交通手段は自転車、バイク、車のどれかとなります。

速度と値段(車体価格とガソリン代)を考慮して、多くのベトナム在住者がバイクを選択しています。バイクは、一家に1台ではなく、1人1台を保有しているイメージです。

 

バイクはある時は、お父さん、お母さん、息子さんと娘さんと家族みんなが相乗りする自家用車となり、ある時は荷台に荷物をグルグル巻きにした営業車となります。

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荷台で大量の段ボールを運ぶバイク

私が一番驚いたのは、バイクの荷台に家庭用の冷蔵庫を載せて配達していた人を見た時です。どのようにここまで運転し来て、どのように落とさないように気にかけ続けたんだろう?って頭の中は疑問でいっぱいでした。

 

日本で同じことをしたら、直ぐに捕まってしますようなことだと思いますが、ベトナムは黙認されているのか、色々なものをバイクで運んでおります。日本の安全基準レベルのあまりの高いのか、ベトナムの安全基準がまだまだ低いのか。

 

現在はコロナの影響で、道路を走っている車とバイクはかなり少なくなりました。

帰宅のラッシュ時間でもほとんど車やバイクは走っていません。

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コロナ時の夕方6時の交通事情

 

コロナの影響で、外出が出来ない!食料を確保出来ない!など不都合なことが多くありますが、誰かが『このコロナと言う特別な時間(平常よりも空気がきれいで、車のクラクッションも無い)を満喫しよう』って言っておりました。

 

なんだか素敵な考え方だなと思い、私も今にしか味わえないこと時間を大切にして、楽しみたいと思います。