ベトナムでの不思議②
今回は、前回にお伝えしましたベトナムの不思議①に続いて、ベトナムの不思議を再度お伝えしたいと思います。
旅慣れている人ならば、
目隠しをされたまま、空港のトイレに連れていかれ、どこの国かを質問されたのならば、正確に国名を言い当てられる人がいるのではないかと思う。
というのも、それほどトイレは国の事情を反映していると感じるからである。
私は今から2年前の大型ゴールデンウィークにアルゼンチンに行った。
その時に、出発点の日本、行きの乗換地であるフランス、目的地のアルゼンチン、帰りの乗換地であるアメリカと全くトイレで利用している芳香剤や便器の形状、個室の作り方やウォシュレットの有無など、4国4様だったことを強く印象に残っている。
今回、お話したいベトナムの不思議はトイレにあるホースである。
これは一体何に使うのであろう?
日本人の感覚であれば、ウォッシュレットの代わりでお尻を洗う道具だと思う。事実、私が初めてベトナムで勤務した会社の上司はそのように利用をしていた。
ただ、熱湯も出るようで、お尻に向けて熱湯をかけてしまった時は、かなり驚いたと言っていた。
確かにトイレの上には、給湯器があり、お湯が出るように整備されている。
また、強さも上手く調節が出来ず(強さ調整は「弱」が無く、「強」のみである)、あまりの強さに着ている服をびしょびしょに濡らしてしまったこともあった言っていた。
ベトナム人に聞くと、どうやらそのように利用している人はいない。
ベトナム人は、便器やトイレを掃除する時に利用することが多い。
また、昔のワンルームマンションにあった3点ユニットバス(お風呂、トイレ、洗面台が浴室に混在されている)形式の間取りがベトナムでは多く、このホースの近くにお風呂場も併設されていることから、足を洗ったりする時に利用することも多いようである。
何に使うかは人それぞれ。好きなものを好きなように使えばいいのだと思うが、
最初に見たときは何に使うのかすごく不思議だった。
因みに私はまだ利用したことがない。